水晶体の病気

水晶体の病気に関する基礎知識を説明します

水晶体の病気の原因や症状

水晶体の病気

水晶体の病気のカテゴリは眼科医が診療する目の病気の中の水晶体の病気と言われる未熟児網膜症、網膜芽細胞腫、網膜色素変性(もうまくしきそへんせい)、中心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症網膜動脈閉塞症などの原因や症状、治療法に関する情報を公開しています。目の健康維持のために目の病気についての基礎知識を知っておきましょう。

未熟児網膜症

超未熟児は網膜血管が未発達のままで産まれ、保育器で過剰酸素を与えられるので網膜血管が異常に発達してしまうことがあります。

たいがいは成長にしたがって自然に治っていきますが、まれに悪化し網膜がはがれてしまうことがあります。症状が悪化した場合は、レーザー光凝固法や冷凍凝固法といった治療がとられます。早くから専門医による検査を受けることが大切です。

網膜芽細胞腫

網膜芽細胞腫は乳幼児のもう泣くにできる悪性腫瘍で、早期に治療しないと命にかかわると言われています。

この疾患は、乳幼児期に猫の目のように黄緑色に光る「白色瞳孔」で発見されます。

網膜芽細胞腫の治療は、早期ならば放射線治療、レーザー光治療などを行いますが、進行すると眼球を摘出することになります。早期発見が必要です。

網膜色素変性の検査と治療について

網膜色素変性の検査は、視力検査、眼底検査、視野検査、ERG検査が行われます。また、夜盲症でないかを調べるために暗順応の検査もします。

網膜色素変性の治療は、いまのところ治療法は確立されていません。しかし、網膜を保護するためにも、特殊な遮光サングラスや色つきコンタクトレンズの装用がすすめられています。

また、白内障を合併しやすいのですが、手術すれば白内障で見えない分の視力は回復を図ることができます。

網膜色素変性は厚生省の「特定疾患」に指定され、現在もさまざまな治療法の研究が進められています。患者さんに最新治療情報の提供や支援を行っている協会も設立されています。

網膜色素変性の症状について

網膜色素変性の典型的な症状は夜盲です。たとえば映画を見に行ったとき、明るい廊下から劇場内の暗さに順応できないといったことがあります。

進行すれば視野狭窄、視力低下などが起きます。杆体は網膜の周辺部にあることから、中心部分に向かって視野が狭くなります。

こうした症状はゆっくりと進行しますが、発症の時期や、症状、経過など人によってかなり違います。男女差はなく、両方の目に起きます。

網膜色素変性(もうまくしきそへんせい)

網膜色素変性は、網膜の神経細胞のなかで視覚を感受するのが視細胞ですが、その視細胞が除々に壊れていく病気です。視細胞には色を見分ける錐体と、光の明暗を感じる杆体があり重要なはたらきを担っています。網膜色素変性は、この杆体細胞がまず侵される病気で、網膜の色素上皮層に異常な色素が沈着します。

遺伝性の病気で、数千人に一人ぐらいの頻度で起こります。くわしい原因はまだわかっていまいため、効果的な治療法は見つかっていません。

心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症の治療について

眼底検査ですぐに診断できます。ただし、毛細血管までは見られないので、さらにくわしく調べるときは蛍光眼底造影を行います。治療は薬物治療で、できるだけ早く出血やはれを改善します。また、レーザー光凝固を行うこともあります。

いずれにしても、原因となる高血圧や動脈硬化の治療をして、発症や進行を抑えることが大切です。生活習慣病と密接な関係をもっていますので、バランスのとれた食生活と適度な運動を心がけましょう。

中心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症の治療について

眼底検査ですぐに診断できます。ただし、毛細血管までは見られないので、さらにくわしく調べるときは蛍光眼底造影を行います。治療は薬物治療で、できるだけ早く出血やはれを改善します。また、レーザー光凝固を行うこともあります。

いずれにしても、原因となる高血圧や動脈硬化の治療をして、発症や進行を抑えることが大切です。生活習慣病と密接な関係をもっていますので、バランスのとれた食生活と適度な運動を心がけましょう。

中心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症の症状について

中心静脈閉塞症では、あっという間に網膜に出血してしまうため視力が急速に低下します。

多くの場合、視力がもとに戻ることはないと言われています。出血性緑内障を合併してしまうと、失明してしまう可能性があると言われています。

分枝静脈閉塞症の場合は、閉塞の起きた場所によって症状が違います。自覚症状のないケースが多いのですが、黄斑部に出血やはれなどが出ると、視野欠損や視力低下が起こります。硝子体出血を合併すると虫が飛んでいるように見える飛蚊症の症状があらわれます。

分枝静脈閉塞症について

分枝静脈閉塞症は、細い静脈や静脈の先端部分で閉塞が起きた場合をいいます。原因は中心静脈閉塞症と同様で、出血が黄斑部を含むと視力障害を起こします。

分枝静脈閉塞症の患者さんの数は、中心静脈閉塞症と比べておよそ10倍も多く見られます。また、硝子体出血といったやっかいな症状を引き起こすことも少なくありません。

中心静脈閉塞症

中心静脈閉塞症は静脈の中で一番太い中心静脈の根元が詰まって起こります。高血圧や動脈硬化が原因と言われています。

網膜の動脈と網の目のように交差している静脈が圧迫されたり、血栓によって詰まって出血してしまうのです。視神経乳頭付近での出血が多いのが特徴で、血液が網膜全体にあふれ、はれも起こってきます。

これらが網膜の中心部である黄斑部に及ぶと、視力が低下します。放っておくと、出血性緑内障を合併する場合もあります。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症は、網膜の静脈が詰まって出血が起こる病気です。眼底出血のなかでも頻度の高いもので、糖尿病網膜症と並び二大原因となっています。

中高年に多い病気で、高血圧や動脈硬化などの疾患をもつ人に起こりやすいようです。網膜の静脈が詰まることでさまざまな病変が起こります。

網膜静脈閉塞症は、中心静脈閉塞症と分枝静脈閉塞症の2つに分けられます。

網膜動脈閉塞症

網膜動脈閉塞症は網膜に酸素を送る重要な役目をしているのが動脈です。その動脈が詰まる病気で、片方の目の視野全体か視野の一部が見えなくなります。

動脈が詰まって血液が流れないと、網膜の細胞は酸欠を起こして死んでしまいます。したがって1~2時間以内に血流を回復させなければならず、治療は一刻を争う、目の病気の中でももっとも緊急を要するこわい病気です。

網膜動脈閉塞症は、高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病などのある人や、高齢者に見ら、大きく下記の3つに分けられます。

中心動脈閉塞症

中心動脈閉塞症は動脈の本幹が詰まるため、視野全体が暗くなります。動脈の根元で詰まると網膜全体が死んでしまい、失明に至ります。

分枝動脈閉塞症

分枝動脈閉塞症は本幹から枝分かれした細い動脈がつまります。詰まった部位によって視野の一部が欠けます。

毛様網膜動脈閉塞症

毛様網膜動脈閉塞症は視神経の周囲を走っている細い動脈(毛様網膜動脈)が詰まります。部分的に視野が欠けます。

網膜動脈閉塞症の治療は、眼球マッサージで血管を拡張させたり、血栓を溶かすための薬を投与して、血液の流れをもとに戻し、視力障害の被害を最小限に抑えます。

症状が起きて1~2時間以内に治療を受けることが必要です。それ異常の時間が経過すると、視力の回復は望めません。